バオバブのさまざまなイメージ
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バオバブとは?

夕日を受けるバオバブ樹齢1000年を超し、アフリカの大地に雄大に聳え立つ巨木バオバブ。
バオバブは人類がまだ、四つんばい歩いていた頃から、フルーツなどの食料を提供し、雨風をしのぎ、強烈な日光をさえぎるための避難所にもなっていました。約400万年前に人類が2足歩行を始めると、今度は、木の上の蜂蜜や葉を享受できるようになり、その幹を住居として利用されることになりました。古来よりバオバブと人間は切っても切れない関係にあるのです。

バオバブとは?

地球上に存在する最も大きな樹木ともいわれ、また、アップサイドダウンツリー(上下さかさまの木)として、ユニークな形でも知られています。その美しさは、旅行者を魅了してやみませんが、地元住民には、バオバブは聖霊が宿る木として古来より信仰されてきました。他の植物が育たない過酷な乾燥した地域でも、生きながらえる神秘的な力や、食料などを与えてくれる樹木として、人々はバオバブを崇め続けてきました。セネガルでは、国のシンボルに制定されています。

バオバブの4風景

アフリカの広大な大地にどっしりと佇むバオバブの木の周辺に、キリン、ライオン、象などの動物が自然に生活している情景は、神秘的な一枚の美しい絵を見ているような錯覚に陥るのではないでしょうか。

基礎知識

語源は:諸説あるが、アラビア語で果実が多いという意味のbu hobab に由来し、baobab に変化したと言われています。

別名 モンキーブレッドツリー(サルが群がり、食料とする)、レモネードツリー(酸味がある味が特徴)
分布している場所 アフリカを中心に、オーストラリアなど亜熱帯から熱帯に分布している。他の植物が生息することが困難な暑く、乾燥したサバンナに生息する。種類は:数十種類といわれている。
サイズは キワタ科の高木で、最大で高さ75 フィート(約22m)に達し、 幹は直径60 フィート(約18m)とも言われている。
何年生きる 一説には5000年以上生きるとも言われている。ただし、正確にその樹齢を測ることは難しい。
現地での使われ方 食料、薬、織物、縄、布、壁材、貯蔵庫、住まいとして利用されている。

バオバブ風景

アフリカの人々の収入源

バオバブ風景現金収入の少ない地域に住む人にとって、バオバブを育て、毎年なる実などを売る、また、それらを加工し収入を得ることは生活していく上で重要です。仕事がない貧困な村では、 今後、このようなビジネスモデルがさらに発展することが期待されます。それは、収入のみならず、社会問題になりつつある、バオバブの木の伐採に少なからず抑止力があると考えられます。

抱える問題

地球規模での異常気象により、アフリカでも雨量が少なくなり、象が水を求め、水分を多 く含むバオバブを食べはじめているため、多くのバオバブが死を迎えています。 アフリカでも近代化の波をうけて宅地開発が進むことによって、バオバブの木が伐り倒さ れています。

 バオバブ風景

「上下さかさまの木」 アフリカの小話

バオバブ風景

バオバブは地球上で最初の木であった。
その次に、やしの木がやってきた。やしの木は、 スレンダーで、上品であった。バオバブがそれを見たとき、もっと背が高くなりたいと泣き出した。その次に、真っ赤な花をもつ美しい火炎樹が登場した。バオバブは花を咲かすことがねたましかった。次にフルーツを実らす、いちじくの木が現れた。バオバブもフルーツを実らせたいと拝んだ。
それらを見ていた神様は、怒り、バオバブの根を引っこ抜き、さかさまに地面に突き刺した。

この話は、自分が持って生まれたものに、満足せず、他人の持っているものばかりを欲し がることに対して警告しているのでしょうか。

【その他の小話】

蒸し暑さで苦しむ悪魔がバオバブの木陰で休んでいた。しかし、1年のうち約3分の2以 上もの期間、その大木に葉が茂らないことに怒り、木を引っこ抜きさかさまに植えた。

バオバブの観光地

バオバブ風景

※写真はイメージです。

■ セネガルのゴレ島
セネガルの首都ダカールの沖合い約3kmに浮かぶ小さい島。セネガル最古のイスラム教のモスクも残っています。1815年にフランスが廃止するまで、奴隷貿易の拠点として栄えた歴史があり、今でも昔の奴隷収容所があります。1978年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されました。
■ マダガスカルのモロンダバ
マダガスカル西海岸第二の都市。モザンビーク海峡に面したモロンダバは、バオバブ並木、キリンディー森林保護区、世界遺産ツィンギーがあるベマラハ国立公園へのゲートシティとして栄えています。沿道には南の島らしく、椰子の木が生えています。
■ タンザニアのタランギーレ国立公園
タンザニアの北部、マニヤラ湖の東南に位置するタランギーレ国立公園は、樹齢数百年といわれるバオバブの巨木が多いことで有名で、通称バオバブ公園と呼ばれています。園内を流れるタランギーレ川を中心として、草原や疎林、丘などがあり起伏に富んだ地形です。そのため様々な植物や鳥類を観察することができ、乾季にはたくさんの動物が集まることでも知られています。